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メタタグと商標権侵害

自社のHPを検索上位に持ってくるためのツールとしてメタタグというものがあります。


より詳しく言えば、メタタグには、検索エンジンで検索された際にHP内容を端的に説明する文章としてのもの(文章型のメタタグ)と、 検索上位にするためのキーワードとしてのもの(キーワード型のメタタグ)があります。


では、他人の登録商標をHPのメタタグに入れた場合、商標権侵害となるのでしょうか。


これは難しい問題ですが、メタタグに関連した裁判例が1件あり、当該事案では商標権侵害が肯定されました。 もっとも、この事案は、文章型メタタグに入れた登録商標が、実際に画面上に表示されるという態様でした。


メタタグに入れる行為自体を侵害と判断したわけではありませんし、キーワード型メタタグについて判断したものでもありません。
特に、キーワード型メタタグの場合、キーワードとして他人の登録商標を用いても、特殊なソフトで見ない限りキーワード自体は通常画面上に表示されません。


現在の立法では、商標は、自他商品等識別標識として機能するものであり、 視覚を通じて認識できるものに限定されていると考えられます(においや音は商標登録不可)。


したがって、メタタグキーワードに登録商標が含まれているだけで、およそ表示されることがないのであれば、 現在の法制度ではそれを商標権侵害に該当するというのはなかなか難しいのではないかと思われます。
もっとも、この点については反対説もありますので、裁判上で争う価値はないとはいえません。


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